突発性難聴という病気をご存じでしょうか。私も有名人や知人がなったことがあるので、言葉と症状についてはある程度知っていました。しかしまさが自分がなるなんて思っていませんでした。
それで治療を始めてまだ2日めですが、少しでも突発難聴になられた方への情報と、早期に病院に行くためにも、私が経験した情報を書いておきます。
何の前触れもなく、突然訪れる耳の不快感
今思い返せば、これが突発性難聴の始まりでした。昨日はプールで泳いできたので、耳に水が入って耳が詰まったような症状がありましたが、そのまま寝ました。次の日耳の不調はそのままでしたが、いつもの様に仕事にでかけました。仕事中なんとなく会話が聞き取りにくく、声は遠く音が頭のなかでこだまするような感じでした。この時は少し疲れているなくらいしか考えませんでした。
そしてこれはおかしいと自覚したのが、ギターを演奏した瞬間でした。仕事柄、ギターを弾くのですが、その音が出方がおかしいのです。左右の位相がまるでおかしく、目の前のギターが右側の遠くで鳴っているように感じたのです。左や右に位置を変えても音の聞こえ方がおかしいのです。いつもですと目をつむっても音の来る方向がすぐに分かるはずですが、全くもって分かりませんでした。それでこれは単なる水が耳に入っている状態ではなく「何かがおかしい」そういえばこれは以前から聞いていた「突発性難聴かもしれない」と思いました。
相当のことがない限り仕事は休まな性分ですが、ちょうど責任者が私の近くに来る機会がありましたので、事情を話して夕方からの仕事をすべてキャンセルしてもらうことにしました。今思えばこの機会がなかったら仕事を頑張ってしまい、発見が遅れたかもしれません。
近所の耳鼻咽喉科を尋ねる
午後6時までに来てくれれば診察できるとのことでしたので、早々に仕事を切り上げて、5時30分頃病院に津着しました。6時ころから簡単に右耳左耳のチェックをした後、聴覚検査をしました。例の箱のなかに入って、ヘッドフォンから聞こえてくる色々な高さや大きさの音をチェックして、聞こえたらボタンを押すというものです。それを左右何回か繰り返した後、再び医師から呼ばれました。内容は左耳がかなり聞こえなくなっていることで、「突発性難聴」の可能性があるとのことでした。「もっと大きな病院に行ったほうがいい」ということで、うちで紹介できるのは「S病院とI病院」と言われ、I病院に紹介状を書いてもらいました。
「明日朝一で行ってください」との事だったので、その日はそれで帰宅しました。それまでに左耳はほぼ聞こえない状態で、耳鳴りだけがしていました。
次回はI病院を訪れた時の様子と、その後の様子などを書いて言いたいと思います。