オールドキャッツアイです。サイドバック合板でも、TSピックアップの性能を十分発揮することができました。押尾さんの曲が好きで、ドロップチューニングも多用するので、システム3を取り付けることになりました。30年以上経ったギターは貫禄がありますね。
定番の位置にピックアップ基板を取り付けました。ヘッドは初期物の証しである丸ヘッドと、大文字ロゴです。
トップ材が厚く、遠鳴りするギターです。
それでは、サンプル音です。ミキサーにダイレクトに繋いだだけで、ノンエフェクトです。サイドバック合板で、しかも安い弦を2ヶ月以上張ったものをあえて張り替えずに挑戦です。ピックアップの性能が試みられる状況ですが、作られた音ではなく生音そのものを拾うピックアップであることを多くの方に理解していただくために、ハードルを高くしました。結果はものすごくナチュラルな音で拾ってくれて、艶がありギターそのものの音を豊かにスピーカーから出していました。特にサンプル音1のようにマグネット無しのほうが合っているように思います。このキャッツアイはMartin D-28によく似た音色です。合板ですが不思議なくらい人を引きつける魅力のある音をしていると思います。高級コンデンサーマイクでギターの音を録るのと遜色ない、むしろその上をゆく音かもしれません。ぜひお聞きください。(MP3にしていますので幾分音質が劣化しています)
サンプル音1(マグネット無しの場合:システム2と同様)
サンプル音2(マグネットNEO-Dを加えた場合)