どこでも手軽にライブができるように、PAシステムを軽量コンパクトに!ということでBEHRINGER X AIR XR12に続いて、Aspen Pittman Designs ( アスペン ピットマン デザインズ ) / Spacestation V.3を購入してみました。
このスピーカーキャビネットをセンターに置くだけで、会場のどの場所でもステレオで聞くことができます。
CPS(CENTER POINT STEREO)という技術が使われていて、1つのキャビネットの両サイドから位相が90度ズレた音を左右から放出し、それを空間で合成することによりどこから聞いてもステレオ感を得ることができます。実際に聞いてみると確かに左右の広がりを十分感じることができます。広がりを調整するWIDTHコントロールは0するとモノラルとなり、フルにすると最大の広がりを得ることができます。通常はセンター(標準:12時位置)ぐらいが良いと思います。
注意しなければならないのは、これはステレオのLとRを振り分ける本来のステレオではないということです。左の音でも右の音でもセンターからの広がりでステレオを表現します。実際の音のソースが右端だとしても、それが右端で定位するわけではありません。会場の右にいても左にいても同じ音の広がりを得ることができるので、実際のライブ会場ではこの仕様のほうが都合がよいかもしれません。
早速1月21日(日)第260回 ZZL in おぶすまオープンマイクで使いたいと思います。
特徴と仕様
特徴
・独自技術Center Point Stereo (CPS)により300度という幅広い指向性を実現
・キーボードやPA用におすすめ
・3ウェイ・トライ-アンプ・フロントスピーカー
・低域にEMINENCEのAcoustinator CX2008 8インチ・ウーハーユニット
・中音域にEMINENCEのAPT-50ドライバー
・マスターレベル・コントロール
・ステレオワイズ・コントロール (標準:12時位置)
・スピーカー・コンツアー・コントロール (フラットEQ:12時位置)
(MIDS:約1.5k-15kHz、HFQ:約10k-20kHz)
・サブウーハー・アウトプット(ラインレベル、L+Rのフルレンジ信号)
・コンパクトで軽量
・最大出力音圧レベル:106dB
仕様
■入力:2×1/4″TSフォン(楽器用、ラインレベル用 -10dBu~+10dBu)
■出力:1×1/4″TSフォン(サブウーハー、ラインレベル)
■アンプ出力:
フロント8インチ・ウーハー:100W(RMS)
サイド6.5インチ・スピーカー:100W(RMS)
ミッドレンジ・ドライバー:40W(RMS)
スーパーツイーター:40W(RMS)
■THD:0.009%(typical)、0.1%(max)
■周波数特性:100Hz~20kHz
■電源:AC100-240V 50/60Hz
■消費電力:280W
■寸法(WHD):27.9×45.7×27.9cm
■重量:14.2kg