埼玉県のUさんからの依頼で、YAMAHA APXT-1AにTSピックアップ・2チャンネルシステムを取り付けました。弾きやすいサンバーストのミニいギターです。
もともとアンダーサドル型のピックアップとプリアンプが付いていました。
外してみるとこんな感じです。
この二つのボリュームを生かして改造してほしいということでした。ボリュームは20kΩのAカーブが二つ使われていたので、これをそれぞれピエゾと持ち込んでいただいたNEO-D Humbuckingのレベルコントロールに使うことにします。音質的には本来使われている10kΩと差は感じられませんでした。
まず既存のボリュームを基板から切断して分離した後、2チャンネルシステムの基板から配線できるようにビニル絶縁電線をはんだ付けしました。
これを既存のボリュームでコントロールできるように配線し、2つのピエゾ、006Pからの電源そして、エンドピンジャックからの3本の線を配線して、基本的な部分が完成です。
さらにNEO-D Humbuckingの線を切断して、基板に直結しました。ノイズが乗らないように銅箔で覆いシールドも完璧です。
近くでTVを付けて石油ファンヒーターをつけた状態でもハム音のようなノイズが乗らないことを確認し、元に状態に戻します。右のつまみがNEO-D、左がピエゾです。
それではいつものように適当に弾いたサンプルです。今回はリバーブをかけながら録りました。
YAMAHA APXT-1A+2チャンネルシステムの音
アンダーサドルでは出せないアコギの煌びやかな音とNEOからの低音がミックスされ、ミニギターとは思えない音ですね。
今回はご依頼ありがとうございました。