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ARION ( アリオン ) / SCH-ZD改造

コーラスエフェクターARION ( アリオン )  / SCH-ZDを音質改善のために改造しました。SCH-ZDは回路的にはSCH-Zと同様でエフェクトレベルが上がらないようにしたモディファイモデルです。トゥルー・バイパスに改造される方もいますが、今回の改造は音質の改善です。
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アコギでコーラスというとTC ELECTRONIC SCFが有名ですが、少し高価で重いです。DigiTechのCF-7や様々なコーラスも使ってみましたが、かかり具合が微妙にアコギに合わな気がします。今回は「アコギに使う」ことを考慮して軽量コンパクトで安価なSCH-ZDを選んでみました。

SCH-ZDは筐体はプラスチックですが、最近スタンダードとして使っておられる方が多く、価格も安く、軽いです。少しの味付けで音が「爽やかに太くなる」という感じです。

改造は主にパーツのバージョンアップです。カップリングコンデンサーとオペアンプをすべてアップグレードします。

入力と出力のバッファアンプを改良します。具体的にはC4、C18、C24、C28のコンデンサーを音響用のものに、IC1、IC2のNJM4558を4580DDに変えました。

サンプルを取りましたので参考にしてください。ノブは適当に以下のようにしました。トーンは下げておいたほうが良かったですね。サンプルを録った後で気付きました。

オリジナルの音

https://guitarsk.com/wp-content/uploads/2014/04/ARION-SCH-Z_befor.mp3?_=1

改造後の音

https://guitarsk.com/wp-content/uploads/2014/04/ARION-SCH-Z_after.mp3?_=2

少しかけ過ぎですが、高音部が綺麗になったと思います。

アコギでインストを弾くと、1,2弦が細く感じられる時があります。それをサンライズ等のマグネットで補足しようとすると今度はエレキっぽくなってしまいます。コーラスをうまく使えば「爽やかに太く」することができると思います。

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