ソニーのオートフォーカスレンズを天体撮影用のCMOSカメラ(ZWO ASI294MC)に取り付けました。取り付けたレンズはSIGMA 16mm F1.4です。
マニュアル切り替えスイッチがレンズ本体に無く、モーター駆動によるフォーカスのみのレンズの場合は、電子接点の無いCMOSカメラ(ZWO ASI294MC)に撮り受ける場合、ピントや絞りを取り付けてから調整する術はありません。ですから、電気的なシステムのないCMOSカメラに取り付ける場合、どのようにピントを合わせるのかという問題があります。
そこで今回は少し強引な方法ですが、この問題を解決したいと思います。
- まず使いたいレンズをカメラ本体に取り付けマニュルモードにします。
- 被写体にピントを合わせ、好みの絞り値に設定しておきます。
今回は星を撮影するので、ピントは無限遠、絞りは開放にしました。 - 「電源を入れたまま」レンズを外します。
電源を入れたままにすることによって、現在のピントと絞りの状態を保持したままレンズを外すことができます。 - レンズにマウントアダプターを取り付けて、ASI294に取り付けます。
マウントアダプターは3Dプリンターで自作しましたが、できれば剛性のある市販のものを入手したいと思っています。そこで、ネットでいろいろ探し回ったのですが、ソニーのEマウントレンズを取り付けるアダプターを、今のところ見つけることができませんでした。この点で情報をお持ちの方のコメントをお待ちしています。
要点は絞りやピントを合わせたのちに「カメラの電源を入れたままレンズを外す」ことです。