羽生市のイオンモール内の楽器店「two-five」から、TSピックアップシステムの取り付け依頼が来ました。今回もD-28、2008年製です。システム3を基本として、ライブ本位の、ハウリングに強い立ち上がりの早い音が欲しいということでした。マグネットを付けて概観を損ないたくないという要望もあったので、話し合った結果、システム3を基本に本来マグネットを付けるRCAジャックにアンダーサドル型のピエゾを取り付けることになりました。
先回と同様にシステム3で、特に回路上の変更はありません。以下のようなアンダーサドル型のピエゾを2mmの穴を開けて、配線を通し先端にRCAプラグを取り付けます。サドルも1.5mmほど下を削って高さを合わせます。
貼り付ける前に、音出しチェックをして、コンデンサー、アンダーサドル型ピエゾ、コンタクトピエゾがすべて出ることを確認しておきます。あとは通常のシステムの取り付け方と同様です。
いつもはダイレクトに録音したサンプルですが、今回はリバーブを使ってみました。lexiconのサンプリング技術を採用した、「DIGITECH RV-7 Stereo Reverb」です。
このリバーブは中々優秀ですよ。リバーブを深くかけても音が遠くなりませんし、音やせもしません。ある意味でごまかしの効かないリバーブです。音を作るというよりは、原音を忠実に響かせるエフェクターです。
マグネットの代わりにアンダーサドルのピエゾを使うのはとてもよい方法だと思いました。サンプルの音はアンダーサドル80%、コンタクトピエゾ60%、コンデンサーマイク5%程度です。ハウリングにも強く、音はマグネットを組み合わせるよりも自分にとっては好みの音が出たと思います。
サンプルは、カポ5でHallリバーブを使用しました。
D-28+TSピックアップ3+アンダーサドルピックアップ
システム3でアンダーサドル型のピックアップを使用すると、マグネットを使うより安上がりですし、立ち上がりの早い音を出せます。ハウリングにも強く、概観が損なわれないのがいいですね。
今回は依頼ありがとうございました。