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2010年04月29日 Martin D-28(1978年製)SQロッド 埼玉県Tさん

埼玉県のTさんから、システム2Lの取り付け依頼が来ました。SQロッドのD-28です。シリアルから1978年製みたいです。
Martin D-28(1978年製)SQロッド

SQロッド(スクウェアロッド)とはネックに鉄製の角材を入れて、ネックを安定させたもので、AJロッド(アジャスタブルロッド)のようにあとからネックの反り具合をネジで調整することはできませんが、音色に人気があり、日本では珍重されるネックの構造です。
弾いた感じですが、まずネックがしっかりとしていることです。これは幾分太いだけでなく、実際に引いたときにAJロットでは、一緒にネックが振動している感じがするのですが、SQロッドの 場合はしっかりと固定されていて弦の振動をネックから感じることが少なめです。出てくる音は「骨太」という感じでしょうか。好みというより曲によって弾き分けたくなる音です。サスティーンは長めです。
今回は弦高がやや高めなので、サドルも調整して欲しいということだったので、手持ちのサインダーと紙やすりで仕上げ、1.5mmほど削りました。ブリッジギリギリにして音色を損ないたくないので、少しだけ多めにサドルを残しておきました。様子を見てもう少し削ってもよいかもしれません。

上記の右の写真のように、電池フォルダーがビビリが出てしまうことがあるので、最近は必ず紙を挟むようにしています。マジックテープの電池フォルダーは破損しやすいので、こうしたしっかりとした電池フォルダーで工夫した方が長持ちするのではないでしょうか

いつものように一発録り、エフェクトなしのサンプルを録ってみました。

D-28(1978年製)SQロッド+TSピックアップ2Lの音
https://guitarsk.com/wp-content/uploads/2013/02/d28_1978_sq.mp3?_=1

今回は依頼ありがとうございました。

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