Lexicon同士ですが、聞き比べてみました。LXP-1はUSA製のものを使用し、中のコンデンサーはオーディオ用の物に改造してあります。PCM91は無改造です。
音の傾向は同じLexiconの音。でも「品質」が違います。
単純に比較はできませんが、ある程度統一するためにLXP-1はHALL Bを使い、PCM91はプリセットの最初のHalls Orchestral Deep Blueを使いました。変更したのはWet 25%、Decay 33、Pre Delay 100msです。
では、それぞれの音を聞いてみましょう。 ギター:Morris S-92 ピックアップ:TSピックアップシステム3L(サンライズMIX) Lexicon LXP-1の音
Lexicon PCM91の音
皆様はどちらが好みでしょうか?mp3で圧縮していますが、それでもリバーブ品質の差が明らかに出ています。 PCM91は非常に立体的な音で、ギターの音を際立たせ、自然に会場に広がる音を作っています。たとえ音が小さくなったとしても、そのリバーブ成分のきめ細かさは素晴らしいものがあります。 多くのフィンガーピッカーから支持を得ているLXP-1ですが、アナログライクでLexiconの音が出る点では非常に高く評価できます。持ち運びやすく、ライブ会場でボリュームを適当に変更しながらセッティングが出来る「手軽さ」はとても安心感があります。 一方PCM91は操作が比較的難しく、使いこなすまでにかなり苦労するのではないでしょうか。しかし一旦コツを掴んでしまえば、すべての点でLXP-1を上回っています。 少し大きいですが、最近はライブにPCM91を持ち込んでいます。大きいと言っても見た目ほど重くありません。プリセットを使って、変更するのはMIXレベルとDecayとPre Delayだけで大丈夫でしょう。 余談ですが、PCM91でどうしてもMono入力Stereo出力ができませんでした。仕方がないので、アコギのLINEを左右に振り分けて入力しています。今後の研究課題とします。