M3Dにはヒートベットが無いため、ABSフィラメントを使う場合収縮が激しく、反りで剥がれたり積層の接着(ボンディング)が弱くなったりして、造形に失敗することが多いです。
ヒートベットは色々販売されていますが、大きい物が多くM3Dに合うものは今のところ無いようです。KickstarterでM3D用のヒートベットの紹介が出ていましたが、実際に出来上がるのはまだ先のようです。仕方がないので自作することにしました。
ヒートベットをアルミ板とニクロム線で作りました。
使ったパーツです。温度は計算通りに行かずトライアンドエラーで調整し100℃前後になるようにしました。
ニクロム線の絶縁はカプトンテープ行いました。100V直では怖いので、AC-DCアダプターで直流19Vを使いました。アダプターを使う理由は電圧が低くて安全というだけではありません。万が一ショートした時に大抵のDCアダプターは保護回路が内蔵されていて、被害が出ることを防いでくれるからです。
このレーザーポインターが付いた温度計は向けられた部分を瞬時に測定できます。因みに色んな所に向けて図ってみましたが、面白かったのは夜空に目掛けて測った時です。なんとマイナスなんですね。正確なんでしょうか。
このヒーティングベッドを使用により失敗が非常に少なくなりました。
自作CNCフライス盤と、この3Dプリンターで何でも造れそうです。
もはや普通の部屋では無いですね。
ということで今回は実験的に3Dプリンター用のヒートベッドを自作してみました。でもこのままでは継続的に使うのに不安があります。一通り3Dプリンターの体験ができたらもっと大きなものを作れる3Dプリンターを購入したいと思います。恐らく安価な中華キットで組み立てることになると思います。