DaVinci Resolveでテキストを入力するツールは2つあります。「テキスト」と「Text+」です。
このうち通常の説明文以外の文字の装飾は「Text+」を使ったほうが便利です。縁取り文字を作るにしても、「Text+」ならば文字の外側に太らせることができますし、いくつもの装飾を組み合わせて表現することができるようになっているからです。
それでは使っていきましょう。「エディット」ページからの「Text+」をタイムラインにドラッグ&ドロップして追加します。
右上のウィンドウ(インスペクタ)で文字の大きさやフォントを指定して、Shadingタブをクリックします。ここで文字の装飾を加えていきます。Shadin Elementsには「Select Element」として1~8のレイヤがあり、それぞれのElementを選んでその右側の「Enabled」をチェックすることによりそのレイヤが適用されるようになります。
「Select Element」の1~4はデフォルトでは次のような状態になっていますので、適時変更して望んでいる文字の効果に仕上げます。
- 白い文字
基本的な文字の色です。最初はこの1だけ「Enabled」になっていて、あとの2~8は適用されていません。
- 赤い縁取り
1と2を適用した状態
- 黒の影付き
背景が黒なので分かりやすくするために黄色にしています。1~3を適用
- 青い背景
文字の背景領域に色が加わります。
さらに5~8まで下に文字の装飾を加えていくことが可能になっています。
このように「Text+」は文字を装飾する点で文字の属性としてこれらのレイヤを持っているので、様々な文字の装飾ができるだけでなく、それを動かしたり、アニメーションさせることも簡単です。