AviUtlは基本的にCPU処理なので、高価なグラボを積んでもあまり意味はありません。しかし動画の書き出し時に専用のプラグイン使えば一部のグラボでは高速に書き出すことができます。ハードウェアエンコード専用のプラグインが幾つか公開されています。
- QSV用プラグイン:QSVEnc
Quick Sync Video(QSV)とはIntelによって開発されたハードウェアによるビデオエンコード・デコード技術です。 - NVEnc用のプラグイン:NVEnc
NVIDIA®グラフィックカードのNVENC技術用です。 - VCE用のプラグイン:VCEEnc
AMDのGPUに対応したものです。
今回は私のメインPCのグラボGeForce GTX 1660 SUPERで試してみたいと思います。それでは早速NVEncの導入方法です。
NVEncの導入方法
- 以下のクラウドからNVEncをダウンロードする。
https://onedrive.live.com/?authkey=%21AMCSbLTFrIMtIVg&id=6BDD4375AC8933C6%212293&cid=6BDD4375AC8933C6
今回は「NVEnc_5.03.zip」を選びました。 - 解凍してできたフォルダの中の「auo_setup.exe」を実行する。
AviUtlが入っているフォルダを選びます。
これでインストールが完了すると「ファイル」>「プラグイン出力」>「拡張 NVEnc 出力」が選べるようになります。
エンコードのスピード
簡単な動画をエンコードして、スピードを比較したいと思います。使ったのは3分30秒の動画です。
- 拡張x.264での出力(GUI)Ex。CPUはAMD Ryzen 7 3700X
プロファイルは「YouTube」
時間:2分19秒 - 拡張拡張 NVEnc 出力。GeForce GTX 1660 SUPER
プロファイルは「H.264 ビットレート指定 高画質」
時間:2分1秒
かなり速くなりました。画質も良いです。