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【DaVinci Resolve 16】α6400のピクチャープロファイル(PP10)に入っているHLG2を使ってみる。

【DaVinci Resolve 16】α6400のピクチャープロファイル(PP10)に入っているHLG2を使ってみる。

雰囲気のある動画を作るためにピクチャープロファイルを使ってみることにしました。ピクチャープロファイルとは、映像の特徴を決めるパラメーターを調整、変更するすることができるプリセットのことです。α6400には動画撮影用のピクチャープロファイルが10セット用意されていてソニーのページを見ると初期状態の内訳は以下のようになっています。

S-Log撮影はプリセットのPP7、PP8、PP9を使いますが、S-Logで撮影するとスピードが落ちたりノイズが乗りやすいという不具合があるので、評判の良いPP10には入っている「[HLG2]ガンマと[BT.2020]カラーモードで撮影するときの設定」を使用することにしました。

PP10で撮られた動画は、そのままでは輝度や彩度が抑えられた「ねむたい画像」になっていますので、これをDaVinci Resolveを使って仕上げていきます。

DaVinci ResolveでHLG2を使う

DaVinci Resolveのプロジェクト設定から「カラーマネージメント」の「カラーサイエンス」を「Davinci YRGB Color Managed」にします。「タイムラインカラースペース」を見ると「Rec709 Gamma2.4」になっていて、このままHLG2を読み込んでも問題ないようです。読み込んだ動画はカラーマネージメントが行われ、自然な色になっていると思います。LUTを当てなくてよいので楽です。

HLG2には沢山の色情報が含まれているので、カラーグレーディングをして好みの色を出していきます。

写真を取るときには要注意

ピクチャープロファイルは動画を撮影するときに使います。しかしSONYのカメラはスチル写真を取るときにも設定したピクチャープロファイルを使ってしまいます。ですから動画を撮ったあと写真を取る時にはピクチャープロファイルはなしにしておきましょう。面倒くさいですがこれは仕様のようです。なお影響するのはJPEGのみで、RAWには影響はないようです。またAUTOで取るときにも問題は出ませんでした。

動画 写真
PP10(好みで) PPなし(代わりに好みのクリエイティブスタイルを選ぶ)
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