アコギの音にコンプレッサーは「あり」or「なし」:BOSS CP-1Xを使って検証
アコギの音にコンプレッサーをかけるのは「あり」か「なし」か実験してみました。検証のために使ったコンプレッサーはBOSS CP-1Xで、イシバシ楽器新宿店にて中古で購入したものです。
【コンプレッサーを使う利点】
- 各弦の輪郭がはっきりする。
- ピークが抑えられるため全体の音量を上げることができる。
- 小さな音も雰囲気を損なうことなく聞きやすい音量になる。
- 音の密度が高くなる。
- 自分のピッキングのばらつきをカバーできる。
- 強いピッキングでもうるさくならない。
【コンプレッサーを使う欠点】
- ダイナミックレンジが狭くなる。
- 多少ノイズが増える。
これからは積極的にアコギのピックアップサウンドにはコンプレッサーを使っていきたいと思います。
BOSS CP-1X
最後に覚書として今回使用したBOSS CP-1Xの概要を書きます。
- ボスの最新デジタル技術「MDP」により、演奏ニュアンスを的確にとらえ、最適なコンプレッションとレスポンスを提供するコンプレッサーです。
- コンプレッション効果を確認できるゲイン・リダクション・インジケーターを搭載。
- 18V の内部動作電圧により、出力の大きいギターでも安心して接続できます。
操作つまみの意味
LEVEL(レベル)つまみ
出力レベルを調節します。
ATTACK(アタック・タイム)つまみ
ピッキング時のアタックの強さを調整します。右に回すほど速い奏法でも一音一音にアタックがつき、歯切れの良いサウンドが作れます。
RATIO(レシオ)つまみ
入力信号に対するコンプレッション効果の量(圧縮率)を調節します。右に回すほど圧縮率が上がり、深くコンプレッションが掛かります。左側
では効果が浅くなり、よりナチュラルなコンプレッションが得られます。
COMP(コンプ・レベル)つまみ
コンプレッション効果を開始する信号レベルを調節します。右に回すほど、低い入力信号レベルで効果がかかり始めます。