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ピエゾピックアップ用外付けプリアンプの製作
2020/03/14
ピエゾピックアップ専用のプリアンプの製作依頼が来ましたので、ボリュームコントロールだけのシンプルなものを作ってみました。
回路はTSピックアップ・システムのものを使うことにして、新たに9V電池を内蔵できるケースをABS樹脂で3Dプリンターで作ることにしました。
設計は3D CADソフトはDesignSpark Mechanicalです。
簡単に行くはずでしたが、パーツの干渉や電池の蓋の部分の収まり具合を調整するのに手間取りました。
Repetier-HostからSTLファジルを読み込み、スライスソフトSlic3rでGコードに変換してReprap Prusa i3でプリントします。ノイズ対策のために「導電性フィラメント」を使いました。
このフィラメント渋いマット仕上げになります。素材はABSということですが、アセトンに浸したところ少ししか溶けませんでしたので、ABSの成分はかなり少なめだと思われます。そのため積層の付きが少し弱いようです。
後で調べたら、もう少し安くて良さそうなものがありました、次回はこちらを購入したいと思います。
このケースに、ボリューム、基板、6.3mmフォーンジャック、電池への配線、ケースへのアース、ねじ止めすれば完成です。
入力のフォーンプラグを差し込むことによって電源が入ります。出力レベルをボリュームでコントロールできます。
【追記】現在はスイッチ付ボリュームになっています。フォーンプラグを挿したままでも電源をON、OFFできます。
Prusa i3でプリントする様子を動画にしてんみました。動画の最後にはこのプリアンプで録ったサンプル音が入っています。ぜひご覧ください。