Kenkoのプロソフトン クリアを購入(なぜソフトフィルターが必要か)
2021/03/28
何事も程よいのがいいですよね。ということでケンコーのプロソフトン クリアというソフトフィルターを購入しました。プロソフトン クリアは丁度よい、程よいかかり具合のソフトフィルターです。
そもそもなぜソフトフィルターが必要かというと、私の場合ですが、イルミネーションや星を印象的に撮るためです。人間の目は、点に近い光源の場合、強い光は大きく、弱い光は小さく認識する傾向があります。一方カメラのイメージセンサーは、強い光であろうが、弱い光であろうがピントが合っていれば、点で写って大きさは変わりません。この矛盾を解決するためにソフトフィルターが必要です。
ソフトフィルターはその名の通り、雰囲気をソフトにまろやかにするフィルターで、入ってくる光を程よくにじませることができます。その大きな特徴の一つは、「強い光ほど大きくにじませる」ということです。そして問題なのは「どの程度にじませるか」ということです。この量に応じて様々なソフトフィルターが発売されています。すべてを試すわけにはいきませんので、いつものようにサンプルをネットで探して見ました。ほとんどの場合「にじませ過ぎ」と感じました。風景はぼけてしまいますし、明るい星は不自然に大きくなりすぎるフィルターが多かったです。さらに暗い星は「にじませ過ぎて消えて」しまうものもありました。見た感じは派手で良さそうですが、よく見ると不自然なにじませ方をするソフトフィルターが多かったです。そんな中見つけたのがこのプロソフトン クリアです。一見するとそれほど変化がないように見えますが、そのさりげない効果が良い雰囲気を醸し出しています。
ということで、「程よい、ちょうどいいソフトフィルター」ということで購入しました。
ケンコー・トキナーのサイトを見てみますと、『フレアーなどの影響を抑える「デジタルマルチコート」を採用し、さらにガラス周囲に墨塗り加工を施した高級仕様のソフトフィルター』と紹介されていました。そして「特徴が4つ」挙げられていました。
- 光のにじみが美しいソフト効果を発揮するソフト効果フィルター。超広角レンズから超望遠レンズまで、絞り値も制限なくお使いいただけます。
- 星野写真、星景写真など、天体写真の分野でも活用されています。
- 広角から望遠レンズまで対応する「プロソフトン」の効果弱タイプ。弱い効果を狙う方や、ソフト効果が強くなりがちな望遠レンズ用に最適です。
- 絞りを絞り込んでもソフト効果があり、ズームやマクロなどでもフィルターをつけるだけでソフト効果を得ることができます。
※ソフト系フィルターは、撮影レンズの焦点距離が長くなるほどソフト効果が強くなります。
フィルター径は67mmものにしました。SIGMAの16㎜のレンズが67㎜ですし、最近タムロンのレンズは67㎜で統一されているからです。
もし様々サイズのレンズをお持ちでしたら、使いそうな一番大きなものにしておいて、ステップアップリングで付けると良いかもしれません。