酒井 誠・ギタリスト Makoto Sakai

ギタリスト・酒井 誠ーMakoto Sakai。ZZLの主催者。  初心者歓迎:TSギター教室。

アコギ講座

9.スライド奏法

2020/08/15

スライド奏法は、弾いた弦を同じ指で、高い方向に滑らせて音を高くしたり、逆に低い方向に滑らせて音を低くする演奏方法です。通常のピンキングより柔らかく滑らかに音程を変化させることができます。

次のTAB譜は2弦のレの音をスライド奏法でミまで移行したすることを表したものです。これをスライドアップと言います。

スライド奏法(スライドアップ)まずは最初の2弦3フレットのレの音を薬指で押さえて3回弾き、4回目はその薬指を押さえたまま5フレットまで滑らせます。コツは適度な力で弦を押さえながら5フレットまで滑らせることです。力を入れすぎると、指が滑りにくくなりますし、逆に弱すぎると音が途切れてしまいます。5フレットのミの音にスムーズに移行できるように練習しましょう。

次は逆に2弦のミの音をスライド奏法でレまで移行するTAB譜です。これをスライドダウンと言います。

スライド奏法(スライドダウン)

押さえる指に特に決まりはありませんが、今回は人差し指を使いましょう。最初の2弦5フレットを人差し指で押さえて3回弾き、4回目にその人差し指を抑えたまま3フレットまで滑らせてレの音が出るようにします。スライドアップと同様に適度な力で押さえるようにします。

次に連続でスライドアップを弾いてみましょう。

スライドアップの連続(タブ譜)

スライドの部分はすべて薬指で引きます。その薬指で5回スライドしますが、この場合一度も弦から薬指が離れることはありません。最後の1弦12フレットは小指で弾きます。

次に連続でスライドダウンを弾いてみましょう。

連続スライドダウン(タブ譜)

5回のスライドダウンはすべて人差し指で弾きます。この場合も1度も人差し指が1弦から離れることはありません。

慣れてきたら「4弦と3弦」や「5弦と4弦」等別の弦でも弾いてみましょう。

 

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