CNCフライス盤キット購入計画
2019/07/25
プロクソン マイクロフライステーブル MF70 27120を改造して6年ほど使ってきましたが、まだまだ現役で使えます。
しかしこのマシーンはY方向の動作範囲が少ないのでもう少し大きなものを作れるように、安価で販売されている中華フライス盤キットを購入しようと思います。中華製のCNCフライス盤のほとんどは呼称がそのまま作業エリアの大きさとなっているみたいです。例えばCNC3018の場合30×18cmになります。大きさに関しては以下のものがありました。
大は小を兼ねるといいますが、軸のたわみによる誤差を考えると小さいほうが有利です。しかし今回の目的はワークエリアの拡大です。実際紙に大きさを印刷してみたところ、30cmのものは筐体まで含めると大きすぎる感じがしました。逆に12cmのものと16cmのものは今回の目的を考えると小さすぎるという感じです。
ということで2機種まで絞り込みました。CNC2417とCNC2418です。17は18よりワークエリアは少なめですが、その分パーツが増え強化されているようです。ということでCNC2417を注文しました。X軸とY軸を手動で回せるのも良いですね。受け取るのに10日ほどかかるようです。
ソフトウェアやマニュアル
CNC2417にはソフトやマニュアルは付いていないようです。
以下のサイトから必要なソフトやマニュアルをダウンロードして使うことができます。
http://bit.ly/CNC2417instructionsSoftware
基本的な「Grbl Controller」以外にも必要に応じてGrblに対応したアプリケーションで動かすことができます。
Estlcam
STL形式を読み込み、フライス盤に送ることができます。Illustratorで書き出したDFXファイルを他のCADソフトで曲線を変換しなくても読み込むことができます。CAD CAM両方の機能がありESTLCAMは単体で使えます。CAMとしても優秀で、probeを利用して予め切削するもののsurfaceを計測し、斜面や球面でも切削できます。しかしCAMを使うには専用のファームをEstlcamから書き込む必要があります。
Candle
HeightMapにより切削する表面の凹凸を事前に読んでおくことができます。基板を切削する時には有効な手段です。
b-cnc
Grbl1.1対応ソフトです。加工中にスピンドルの回転数や切削速度を変えらます。Candleよりも多機能ですが、Pythonで動くため重たいです。