Estlcamを使ってみる
Grbl Controlよりはるかに多機能なEstlcamを使ってみました。EstlcamはSTL形式を読み込み、フライス盤に送ることができます。Illustratorで書き出したDFXファイルを他のCADソフトで曲線を変換しなくても読み込むことができます。CAD CAM両方の機能がありESTLCAMは単体で使えます。
最新のバージョンは読み込みや保存時の確認待ち時間が増えてしまうので、最近は以前のバージョンを使っています。
EstlcamのCAM部分を使うにはEstlcamからファームを書き換える必要があります。実験的にファームを書き換えてみたのですが、Arduino Unoやその互換機ではファームの書き換えが完了し、CAMを利用することができました。しかしCNC2417lに付いてきたArduino Nano互換機ではファームの書き換え時にEstlcamが落ちてしまいます。使用したのはDownload Version 11.024 (64 bit) / 11th June 2018で、今後解決するかもしれません。
というわけでCAMとして使うのは後にして、今回はIllustratorで描いたものをGrbl Controlで切削しました。方法は
- Illustratorで描いたものをDFXで書き出す。
- Estlcamで開く
- Estlcamでエンドミルで描いた時の軌跡に編集する。
- EstlcamでCNCプログラムの保存
これで複雑な手順を踏まなくてもIllustratorの描画を簡単に切削できます。同様の方法でSTLも読めます。本来の使い方ではないかもしれませんが、Estlcamは変換ソフトとしてかなり優秀です。