【Blender】かんたんなモデリングをしてみる。
モデリングとは、模型(モデル)を組み立てる事です。ですから3Dモデリングは三次元モデルを作ることです。それでは簡単なコップのようなものをBlenderで作ってみましょう。
Blenderの作業の殆どは3Dビューという一番広い画面でおこなていきます。最初から3つのオブジェクトが配置されています。
オブジェクトを削除する
今回は最初からやるので、この3つのオブジェクトすべてを消してから作業します。消し方は選択して、DELキーを押します。複数オブジェクトを選択する場合はShiftキーを押しながら選択します。またオブジェクトを囲むようにドラッグしても選択することができます。またXキーでも削除することができます。Xキーの場合は確認のメッセージが出てきます。
オブジェクトを移動、拡大、縮小、回転させる
ショートカットでも可能だが以下のようにチェックを入れると直感的に操作できる。これでオブジェクトをクリックすると現れるそれぞれの方向の矢印を操作すれば良い。
オブジェクトを配置する
基本的なオブジェクトを配置してみます。今回は「円」を配置します。
まずオブジェクトが挿入される位置は3Dカーソルのある位置となります。カーソルはツールバーのカーソルをクリックして、任意の場所をクリックして移動させることができます。この時に上の磁石の絵をした「スナップ」をクリックしておくと合わせやすくなります。まずはカーソルをワールド原点にしたいので、「Shift+S」からワールド原点を選びます。今回は原点に円を配置します。「追加」から「メッシュ」>「円」を選びます。「Shift+A」でもショートカットから追加できます。このようにBlenderは左手のショートカットメニューを多用するので何となく覚えていきましょう。
円が追加されると、左下に「詳細設定」が出てきますので、そこで大きさや滑らかさを設定することができます。今回は線でできた円を面にするために、「詳細設定」の「フィルタイプ」を「三角形の扇形」を選んでおきます。
視点移動の仕方
- マウスホールの回転:ズームイン・ズームアウト
- マウスポールの押し込み&ドラッグ:視点の回転
- Shift+マウスホールの押し込み&ドラッグ:視点の平行移動
- テンキーの1,3,7,9:正面、横、真上、真下
- テンキーの2,4,6,8:それぞれの方向に少しづつ回転
- テンキーの5:透視投影(遠くのものが小さく見える見え方)と平行投影(遠くも近くも同じ大きさに見える)の切り替え
オブジェクトを編集モードにする
オブジェクトを編集モードにしてから編集します。
そうすると円が細分化され扇形のパーツがいくつも繋がって円の面になっています。今回はこの円の淵だけを選んで上に持ち上げるので、Alt+クリックで選びます。Altがないと一つ一つ選ぶことになります。
選べたなら「押し出し」(ショートカットはE)で、上にドラックして縁をお仕上げます。
オブジェクトを拡大・縮小する
選んだ部分を拡大もしくは縮小するにはのはSキーです。また方向を制限するにはそれぞれ、X,Y,Zキーを押します。
面に厚みをもたせる
Ctrl+Fのショートカットメニューから「法線に沿って面を押し出し」で行います。
縁を丸める
Ctrl+B(ベベル)で面取りをします。面取りをしながらマウスホイールをまわして滑らかさを変えることができます。少ないと面になり、多いと丸くなります。
こんな感じになりました。