ハンディビデオレコーダー ZOOM Q3HDを分解してカメラの外部マイクにする
前回ミラーレス一眼用のステレオ外部マイクを自作しました。
しかし購入したコンデンサマイクカプセルが無指向性だったために、音質はよいのですがステレオとしての音の定位が悪かったので、使わなくなったZOOM Q3HDのマイク部分を分離して、カメラに取り付けることにしました。
分解してみると配線はこんな感じになっていました。
図にするとこんな感じでしょうか。
中のコンデンサーマイクカプセルは3線式になっているので、このままではプラグインパワーを使うことができません。そこで次のような配線にしたところ無事動作しました。
動作することが分かったので、ケーブルに配線してホットシューに取り付けるためのアダプターを3Dプリンタで作成しました。
ミラーレス一眼(α6400)に取り付けて録音してみたところ、いい感じに音が定位してくれます。α6400の内蔵マイクの質も高いほうだと思いますが、このマイクはさらにこもった感じが取れて聞こえます。ヘッドフォンで聞いた時には実際の音に非常に近い感じで録ることができました。
ただ感度が良すぎて周囲の音を拾いすぎる感じがしますし、自作のウィンドジャマーをつけても、風が吹くとボソボソと風切り音が入ってしまい、吹かれノイズに対しては弱いです。カメラから伝わる振動音もかなり拾いますので、今後の課題にしたいと思います。とりあえず室内で固定撮影するには良い感じです。