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北が見えなくても大丈夫、「Sky-Watcher AZ-GTe」の経緯台モードも赤道儀モードも気軽に簡単にアライメント

2021/01/24

自宅のベランダで天体観測をしておられる方も多いと思います。多くの場合ベランダは南向きで、北の空が見えず極軸を合わせるのが難しいです。それに「Sky-Watcher AZ-GTe」の場合、赤道儀モードで使うと例の地軸の「傾き」を正確に取るのが意外に難しく、アライメントに時間かかってしまいます。

以下経緯台モードと赤道儀モード、両方に使える簡単なアライメントの方法です。

「Sky-Watcher AZ-GTe」の経緯台モードでアライメント

  1. 観測地点での東西南北を正確に把握するためにGoogle マップを使います。これが結構正確です。あとは直線や三平方の定理やこれまで学校で習った数学を駆使して観察地点からの正確な北とその方向を向けるための目印を考えておきます。(地図イメージするためのもので、無作為に表示した場所です。)
    Sky-Watcher AZ-GTeに印をつけて目安にすると便利です。
  2. 目印となる建物や、傾きを考慮して正確に北を割り出して、望遠鏡を北向きにします。
  3. Sky-Watcher AZ-GTeに取り付けた望遠鏡を水平にします。
    このように90°毎に印があると便利です。

    これで経緯台自体を水平にして望遠鏡をセットすれば、望遠鏡自体も大体水平になります。

以上で簡単にアライメントの準備ができます。北に向ける水平にするそれだけでアライメントの準備ができるので、経緯台モードはやりやすいと思います。望遠鏡をスマホやPCで操作するときも向ける方向が直感的で分かりやすいです。経緯台モードでは長時間露光で画像がロールしてしまう欠点がありますが、トリミングを前提に撮影すれば大きな問題ではないと思います。

「Sky-Watcher AZ-GTe」の赤道儀モードでアライメント

方法は傾ける以外は経緯台モードとほぼ一緒です。簡単な確認方法ですが、1スターでアライメントをして、その星を中心に持ってくるときに、モーターを動かさずに、雲台や微雲台や三脚の向きだけで行うということです。こうすることで最初の北向きを見えなくても正確に向けたことになります。

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