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動画編集用のパソコンを自作:組み立て編

2020/05/25

パーツが揃いましたので組み立てていきます。

マザーボードにCPUとクーラーとファンを取り付ける

ケースに入れてからだと作業しにくいので、マザーボードASUS AMD B450 搭載 AM4 対応 TUF B450M-PRO GAMING【MicroATX】に取り付けられるものは取り付けておきます。まずはCPU。AMD Ryzen 7 3700Xの場合は左下に基準となる▲印があります。これをマザーボードのソケットに合わせます。

CPUのピンは折れやすいので斜めにならないように注意してください。位置が合えばストンと下に落ちて嵌ります。

嵌ったら、レバーを下に引き下げCPUを固定します。次にファンを取り付けます。AMD Ryzen 7 3700X with Wraith Prism coolerを買いましたので、あらかじめWraith Prism coolerというリテールCPUクーラーが付属しています。Wraith Prism coolerにはあらかじめグリスが付けてありますから、手で触らないようにしましょう。

左右の取り付け金具の位置と、ファンコネクタの位置などを確認しながら取り付ける方向を間違えないようにします。

まずはレバーが付いていないほうの金具を引っかけます。

反対側のレバーのついているほうを引っかけます。

圧力をかけて固定するために、レバーを右一杯まで回します。かなり固いです。確実に右側に車でレバーを回しておきましょう。次にFANコネクタを取り付けます。

CPU_FANと書かれているソケットに差し込みます。

AMD Ryzen 7 3700X with Wraith Prism cooleにはLEDを光らせるために2つのケーブルが付属しています。このケーブルは排他的で、どちらか一本だけ使います。

USBを使えば、ソフトウェアで光方の様々なバリエーションや色を楽しむことができるので、今回はUSBを選びました。左から二番目がUSBジャックとなっていますので、その部分のカバーを外し差し込みます。マザーボード側のUSB端子に接続します。

メモリとM.2 SSDを取り付ける

ついでにメモリーも付けておきましょう。今回購入したのはCORSAIR DDR4-2666MHz です。このマザーボードは片ラッチになっていて、動かないほうに軽く当てておいて一を合わせたなら、下に押し込むとラッチが閉じて固定されます。2枚刺す場合は多くの場合、一つ置きにさすことになると思います。詳しはマザーボードの説明書を見ましょう。

次にSSDも取り付けておきましょう。今回取り付けたのはSSD M.2 1000GB P1シリーズ Type2280 PCIe3.0x4 NVMe CT1000P1SSD8JP (クルーシャル)です。マザーボードに付属していた小さなスペーサーとネジで取り付けます。SSDの長さに合わせてスペーサーを取り付けておきます。そして斜めにSSDを挿入するとスロットにすんなり入っていきます。そのままSSDを倒してスペーサーのところまで来たら、ネジで固定します。

電源を取り付ける

電源はファンの向きを考えて4本のネジで固定します。最小構成で動かしますからあまり大きな電源容量はいらないと判断し、玄人志向 電源 KRPW-BKシリーズ 80PLUS Bronze 550W ATX電源 KRPW-BK550W/85+にしました。後でドライブやHDD等を増設する予定がある場合にはもう少し容量の大きなものにしたほうが良いかもしれません。

4本のインチネジで固定します。

拡張スロットのカバーを外しておきます。マザーボードを取り付けてから外すのは基板を損傷しやすくなるので、あらかじめグラフィックカードが入る位置と幅の分のカバーを外しておきます。最近のグラフィックカードはこのように2スロット分が主流です。

マザーボードをケースに取り付ける

マザーボードを取り付ける前に必ずインターフェースのバックパネルを取り付けておきましょう。これは忘れることが多いので特に注意です。これがあると各端子の先端付近がGNDに落とされ、ノイズに強くなります。

マザーボードをケース MK-01W (舞黒透 maikurosuke)に取り付けます。予めマザーボードの規格サイズに合わせてスペーサーも取り付けておきます。このマザーボードを固定するときに使うネジはミリネジです。下の写真のように左側のネジの溝が荒いのがインチネジ、細かいのがミリネジです。

マザーボードを取り付けたなら、電源やフロントパネルからの配線やスピーカーなどの配線をマザーボードの所定の位置に接続します。各端子に+-や向きがあるので説明書をよく見ながら行ってください。ここが一番マザーボードの説明書を見るところです。

次にグラフィックボードZOTAC GAMING GeForce GTX 1660 SUPER Twin Fan ZT-T16620F-1を取り付けます。配線をする前にグラフィックボードを取り付けてしまうと、配線の端子に手が届かなかったりするので、グラフィックボードは最後に付けると良いかもしれません。

忘れずにグラフィックボード用の電源も接続します。8ピンになっていますので、6ピンのものと2ピンのものを合体させてから差し込みます。

これで配線は完了ですが、ケースを閉じる前に起動テストをしておきましょう。

起動テストをする

起動テストをキーボードとモニターだけの最低限の周辺機器だけつないで行います。電源を入れてうまく起動すれば、そのまま電源を切ってケースを閉じて完成です。もしうまくいかない場合は原因を追究することになります。多くの場合マザーボードに取り付けたスピーカーからのビープ音の鳴り方によってある程度判断することができます。ASUSの場合以下のような意味があります。

  1.  電源ランプが点灯し、スピーカーから短いビープ音が1回鳴るが、モニターには何も表示されない。
    スピーカーから短いビープ音が1回鳴る場合、デバイスが正常に起動しています。モニターが正常に動作し、デバイスに正しく接続されていることを確認してください。
  2.  電源ランプが点灯し、スピーカーから「ピッ」と音が鳴りません。
    CPUやメモリが正しく取り付けられているか、接続部分に酸化がないかを確認してください。酸化がある場合は、酸化している部分を消しゴムで拭いてみてください。それでも正常に電源が入らない場合は、コンタクトクリーナーで洗浄してから再インストールしてください。
  3.  スピーカーから「長音1回、短音2回」のビープ音が鳴る。
    メモリに異常が検出されました。メモリが正しくインストールされているか確認してください。
    メモリについては、マザーボードのマニュアルを参照してください。
  4.  スピーカーから「長音1回、短音3回」のビープ音が鳴る。
    グラフィックカードに異常が検出されました。グラフィックカードに追加の電源が必要な場合は、電源が十分なワット数を供給できることを確認してください。
  5.  スピーカーから「長いビープ音が1回、短いビープ音が4回」鳴る。
    CPUファンエラー、CPU過温度エラー、CPU過電圧エラーで異常が検出されました。
    CPUとCPUファンが正しくインストールされていることを確認してください。それでも失敗する場合は、BIOSに入ってデフォルトBIOSをロードするか、CMOSをクリアして再試行してください。

またビープ音が全くならない場合は、スピーカーが接続されているか、+-の極性に間違いがないか調べてみましょう。多くはメモリーの接触不良やグラフィックボードの電源への接続忘れなどが多いようです。

テストがうまくいったらケースを閉じて完成です。

ケースを閉じてOSをインストールして完成

完成しました。OSを入れただけではサウンドドライバや最新のグラフィックカードのドライバが入っていませんので、マザーボードの付属のCDからインストールするとともに、NVIDIAのサイトに行って最新のドライバーをインストールしておきましょう。

順調に動いております。速いです。これから仕事にプライベートに活躍してくれることでしょう。これで動画編集がサクサク(ヌルヌル?)になるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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