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Capture OneとDaVinci ResolveでRAWデータから4Kタイムラプス動画を作る(滑らかなスローモーションにするには)

2020/11/20

これまではSonyのImaging Edge DesktopのViewerを使ってタイムラプス動画を作っていたのですが、細かい画質の調整ができません。それで今回はRAWデータの一括現像をCapture Oneで行い、変換されたJPGをDaVinci Resolveで読み込んでタイムラプス動画を作りたいと思います。

Capture OneでRAWデータを一括現像

  • まず、Capture Oneを起動して、RAWデータの入っているフォルダを指定します。
    左上の「インポート」を選び、RAWデータを抽出します。

    ファイルの種類が混在している場合は左上の虫眼鏡のボックスに拡張子を入れれば抽出できます。今回はソニーのRAWデータなので「arw」と入力しました。
    キーボードから「Ctrl+A」で抽出されたRAWデータをすべて選び右下の「すべてインポート」をクリックしてインポートします。今回は1,600枚以上の星のデータを選択しましたが、プレビュー画面ができるまでに、15分程度の時間が必要でした。
  • 取り込んだ画像のうち、明暗が中間的な画像を一つ選び、ホワイトバランスや色温度を好みで調整します。
  • 調整ができたなら、右上にある上矢印の「一次バリアントから調整をコピー」を選んで、調整した内容をコピーします。
  • サムネイル一覧から「Ctrl+A」ですべての写真を選んで、下矢印の「選択されたすべてのバリアントへ調整を適用」を選んで、すべての写真に同様の調整を適用します。
  • 右上の「エクスポート」を選んで、別のフォルダーにすべての写真をJPGで書き出します。1,600枚以上のJPGを書き出すのに35分ほどかかりました。

DaVinci Resolveでタイプラプス

次にDaVinci ResolveでJPGを読み込んでタイムラプス動画にします。今回使用したのはDaVinci Resolve 17 Betaです。Betaバージョンですが今のところ大きな不具合はありません。

  • まずプロジェクトを4Kに設定したのちに、Capture OneでエクスポートしたJPGをインポートします。今回は4Kの24フレームに設定しました。この設定ですと1秒間に24枚の写真が取り込まれた動画になります。
    「エディット」ページのタイムラインに、JPGの入ったフォルダをドラック&ドロップすることで、連番のついたJPGの場合、自動的に順番通りの動画を生成します。今回の場合1,600枚ほどありますから、1600/24で求めることができ、約66秒ほどの動画になります。

    このようにDaVinci Resolveは特別な設定をしなくても簡単にタイムラプス動画を作ることができます。
  • あとは通常の動画と同様の編集をして出来上がりです。今回は少し動きが早いので、スピードを半分にしました。


    「シーケンスをリップル」にチェックを入れます。チェックしないと動画の長くなった部分がカットされてしまいます。
  • 動画を滑らかにするために、「フレームブレンド」を適用する。
    動画速度を50%や25%といったスローモーションにすると、動画がカクカクとコマ送り状態になり、滑らかさが失われます。その場合、コマとコマの間を補完する「フレームブレンド」を適用すると、自動的に間のフレームが生成され、滑らかになります。動画を選択してインスペクタから「Retime and Scaling」のリアルタイム処理から「フレームブレンド」を選択します。「フレームブレンド」以外にも「オプティカルフロー」等もありますから、必要に応じて最適のものを試しながら選ぶとよいでしょう。

RAWデータから作成するのでPCのスペックを必要としますが、これで高品質な4Kタイムラプス動画を作成することができます。

最後に今回作ったタイムラプス動画です。

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